Control the Controllable – 受験生応援企画 –

去年、コロナ自粛中にも関わらず早い時期から入部を決めてくれた安富からバトンをもらいました、新4年の甲斐です。夏、合流直後にも関わらず上級生に混ざり練習についてくる姿に驚き「1年生なのにすごいね」と声をかけたとき、「早く『1年生なのに』がとれるように頑張ります!」と頼もしく返してくれた姿が強烈に印象に残っています。

1月9日、今年度の対京都大学定期戦の中止が発表されました。新型コロナの感染拡大や、遠征に伴うリスク、社会的責任などを総合的に考えた上での判断でした。この決断はいまの社会状況をみれば避けられないものだったし、100%正しかったと思います。それでも僕自身、4年生ともっと一緒にプレーしたかったし、楽しみにしてくださりサポートしてくださた家族やOBの方々を思ってもやはり残念なことです。何より、京大戦が引退試合となるはずだった4年生の気持ちは計り知れません。
一方で、こんな状況でも4年生は前を向こうとしていました。大学の指針で課外活動が原則禁止となる1月11日の前日、1月10日に卒部イベントと称して急遽タッチフット大会を企画してくれました。感染状況等の事情で来れない部員もいて全員が揃うことは叶いませんでしたが、シーズン最後の日に楽しいひと時が過ごせたのは、突然引退が決まっても最後まで前を向いて引張ってくれた4年生のおかげだったと思います。

“control the controllable”という言葉があります。ざっくり意味を説明すると、「世の中には自分の力ではどうにもならないこともあるが、大切なのは自分の力で制御できる部分とどう向き合うかである」といった感じでしょうか。新型コロナの流行により、世の中には自分の力ではどうにもならないことがたくさんあることを私たちは嫌という程思い知りました。新型コロナで練習ができなくなったとき。目標としていた入替戦がなくなってしまったとき。京都大学との定期戦が中止になったとき。それでも、今年の4年生は常にそのときできることにフォーカスしてチームを導いてくれました。グラウンドで活動できた時間が短かったのにも関わらず例年以上に充実したシーズンが過ごせたのはまさに”controlled the controllable”を体現してくれた4年生の力が非常に大きかったです。本当にありがとうございました。

さて、受験生のみなさんは週末に共通テストを控え、勉強もいよいよラストスパートに差し掛かろうとしている頃でしょうか。今年の受験生はセンター試験の終了、共通テストの導入、新型コロナによる不安など、自分が大学を受験した3年前とは比較にならない困難に直面していることと想像します。しかしこのような状況でこそ、自分にコントロールできる部分に集中し、踏ん張れた人が合格を勝ち取ることができるのだと思います。最後まで諦めずに頑張ってください。4月、駒場の何処かで、願わくばラグビー場で、皆さんに会えることを願っています。

「受験生応援企画」にも関わらずほとんどを受験と関係のない話をしてしまいすみませんでした。次は小柄ながらもスピードと鋭さで上級生FWにも劣らないパワーをみせる新2年の橋野にバトンをまわします。受験を去年終えたばかりの彼ならもっと「受験生応援企画」にふさわしい文章を書いてくれることでしょう。

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